小諸市内には高校が2校あります。そのうちの1校「県立小諸商業高校」で、2019年10月19日(土)・20日(日)の2日間にわたって、『第12回スマイル小商店街』が開催されました。学校が2日間限定で商店街に変身するイベントなんです。商店街を運営するのは、もちろん高校生。多くの人でにぎわい、”スマイル(笑顔)”にあふれた商店街でした。
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“小商(こしょう)”の名で親しまれる商業高校の生徒が運営する商店街
小諸商業高校は明治39年に創立した、歴史ある商業高校です。この辺りでは”小商(こしょう)“の愛称で親しまれています。野球の強豪校で、長野県内でも上位に名を連ねる学校です。
今年で12回目となる『スマイル小商店街 』は、高校の文化祭とは別に開催されています。スマイル小商店街は模擬株式会社で、出資しているのはなんと小商の生徒たち!会社の社長も小商の生徒なのだそうです。
学校の授業で学んだ商業のスキルを生かして、地域貢献のために活動する小商の株式会社は、スマイル小商店街の活動をメインに、校外で喫茶店経営なども行っています。
10年以上も続いているイベントですが、足を運んだのは今年が初めて。息子が スマイル小商店街で行われる地域交流イベントに出演するというので、付添いがてら、見学してきました。もちろんお買い物も♪
今年は直前に台風19号の影響でローカル線がストップし、休校を余儀なくされたりと、生徒のみなさんは例年よりも準備が大変だったと思います。交通網も物流も麻痺している中、きっちり開催したのは本当にすごい!!
ローカル線がまだ完全復旧しておらず、一部区間のみ運行という状況で、通学にも苦労していることでしょう。でも、小商の生徒たちは、みんな笑顔でがんばっていました!
スマイル小商店街ではお店もイベントももりだくさん!
スマイル小商店街は、物品販売を中心に、地域交流イベントやキッズワークといった催しも同時に開催されています。販売では、さまざまな企業とコラボして各地の名産品を扱うなど、なかなか本格的。
この地域交流イベントで、息子が幼稚園のクラスのお友だちと一緒にステージに立って歌とダンスを披露してきました。ちゃんと控室もあって、本番前に案内されていましたよ。
出番は10分程度でしたが、幼稚園のホールのステージに立つのとはまた違った雰囲気で、よい経験になったのではないでしょうか。
100円で超お得!ブロックのつかみ取りで大量GETした”ダイヤブロック”コーナー
地域交流イベントを無事に終えて、まず向かった先は”ダイヤブロック“のコーナー。このコーナーは、小商・近くの小学校・企業の3団体のコラボだったようです。
ダイヤブロックを製造している企業といえば、株式会社カワダ。ナノブロックやパーラービーズでも知られていますね。
カワダの本社は東京ですが、長野事業所が、お隣りの東御市(とうみし)にあります。国道18号沿いにあるので、上田市方面に行くときは、いつも事業所の前を通ります。
ブロック遊びが大好きな息子は、入り口を入るなり、もう夢中でした。ブロックで遊べる体験コーナーを見つけて、すぐに遊びはじめましたよ~。
ほかにも、パーラービーズの体験、ナノブロックやナノルーム(ミニチュアドールハウス&家具)の販売なども行われていました。
ブロックでつくった作品も展示されていましたよ。もしかして小学生がつくった作品だったのかな?コラボした小学校の児童らしき男の子が、入り口で一生懸命呼び込みをしていましたっけ。
さらに!”ブロックのつかみ取り“がありまして、1回100円ということだったので、息子に勧めてみると、「やる!」と。ですよね~ww
このつかみ取りがまたびっくりで、ブロックの種類は”ナノブロック“、つかみ取りというか、たくさんブロックが入った箱の中に手を入れてカップですくえるという内容で、幼稚園児でも大量にGETできたんです~。
ナノブロックなので、カップ1杯だと、相当な数が入るわけですよ。
“ダイヤブロックのつかみ取り”となっていたので、もうちょっとパーツが大きいブロックを想像していたのに、めちゃめちゃ大盤振る舞いww これはかなりのサービス品ですね。
しかも、つかみ取り担当の生徒にジャンケンで勝つと、2回つかみ取りをさせてくれるというサービスまでついていました!残念ながら息子は負けてしまいましたが、それでも十分すぎるくらいの量を頂いてきましたよ~。
で、その戦利品がこちら↓
ジャンケンに勝っていたら、この倍の量があったのですね(笑)家に帰ったら、息子はさっそく何やら作品づくりに没頭していました。
ナノブロックは大人向け玩具として開発されたというような話を聞きましたが、息子も大好きで、細かいパーツを組み合わせて、夢中になって遊んでいます。
展示してあった作品を見て、ずいぶんいろいろな種類があるんだな~と思いました。見ているだけでもけっこう楽しいですよ。本当によくできています。
“丸山珈琲”とコラボ!小商の生徒が開発したオリジナルブレンドコーヒー
スマイル小商店街で、私がどうしても行きたかったのが、”丸山珈琲“とのコラボ店!
軽井沢に本社、小諸にオフィスがあり、おいしいコーヒーが飲めるお店として、この辺りではけっこう有名。大きなバリスタの大会で優勝するようなトップレベルのバリスタを育成している、すごい企業なのです。
その丸山珈琲とコラボして、小商の生徒が開発したオリジナルブレンドコーヒーを販売していました。
種類は”小商ブレンド(紅葉)“と”スマイルブレンド(森林)“2つのラインアップ。どちらも粉のドリップタイプのコーヒーです。
各600円で販売されていて、迷ったあげく、2種類購入しました。なぜなら、、、2つだと1,200円になりますが、2種類1,000円のお得なセットがあったからです♪
パッケージには小商マークのシールがついていて、なんとも微笑ましいですね。
小商の生徒が開発したオリジナルブレンドコーヒー2種は、丸山珈琲の店頭をはじめ、一般販売はしていないそうです。
そのため、スマイル小商店街か、別のイベントで特別に出展するときにしか入手できないと聞きました。これは両方買うしかないですよね。
コーヒー好きな私は、毎朝必ず飲むので、2袋あってもきっとすぐになくなってしまうでしょう。ちょうどコーヒードリッパーも買おうと思っていたので、良いタイミングでした!
小商ブレンド(紅葉)は、秋の甘いスイーツに合うように開発したコーヒーなのだそうです。ちなみにスマイルブレンド(森林)は、酸味があってスッキリした味わいなのだとか。早くドリッパーをGETして、飲まなくっちゃ!
このほかにもたくさんお店がありました。野菜やお花の販売コーナーは会計待ちの人たちで大行列!大人気の商店街なのですね。
★ “小商ブレンド(紅葉)“と”スマイルブレンド(森林)” を飲んでみた!
そして後日…コーヒドリッパーをGETして、さっそく小商の生徒が開発したオリジナルブレンドコーヒー2種を飲んでみました!
それまで自宅で保管していたのですが、パッケージからはずっとコーヒーの良い香りがただよっていましたよ~。
よく見ると、パッケージにコーヒーの鮮度を保つための、”ガス抜きバルブ“がついていました。どうやらここが良い香りを放っていたようです。
最初に頂いたのは”スマイルブレンド(森林)” 。
購入時に説明があったように、酸味があってスッキリした味わいでした!おいしい♪ ブラックで飲むのにぴったりです。仕事のおともにもいい感じ。スマイルブレンドを飲めば、集中して作業できそうです!
それから、別の日に”小商ブレンド(紅葉)“を開封!
スイーツに合う味と聞いたので、チーズスフレと一緒に頂いてみました。
ペーパーフィルターに入れたコーヒー粉から、とってもいい香りがただよいます。
小商ブレンドはコクがあって、お話通り、甘いものにバッチリ合います!ドリップコーヒー1人分は粉10gが目安だそうですが、少し多めに入れて、濃くした方がよりおいしく飲めるのではないかと思いました。
ん~、小商ブレンドもスマイルブレンドもどっちもおいしい♪さすが 丸山珈琲との共同開発コーヒーです。
毎日、その日の気分に合わせて種類を選んで飲んでいます。ちがう味わいが楽しめるので、両方買ってよかった!
コーヒドリッパーをGETするまでは、1杯ずつ個包装になっている市販のドリップコーヒーを購入していました。それもおいしいのですが、自分でペーパーフィルターとドリッパーをセットして、コーヒー粉を入れてドリップするコーヒーは、さらにおいしい!
自分でドリップするときは、コーヒー粉の量を自分で調整できるのがいいですよね。個包装だと量が決まっているから、そうもいきません。
私が今回購入したのは「Kalita(カリタ) デュアルドリッパー」です。コスパのよい1人用のカフェ・ウノと迷ったのですが、お客さんが来たときにも使えるな~と思って、大きい方をチョイス。
でも、デュアルドリッパーにして正解でした。コーヒーを飲むときは、いつも大きなマグカップで飲むのでww
私は女子力アップのために(笑)「チェリーピンク」を選びましたが、デュアルドリッパーには、”マンゴイエロー“と”ペパーミントグリーン“のカラーバリエーションがあります。
どれもキッチンに映えるビビッドなカラーで、かわいいですよ!
ちなみに、1人用のドリッパー「カフェ・ウノ」は、びっくりするほど安く買えます。相場は200円前後でしょうか。
ただ、通販だと送料がかかってしまうので、ほかの買い物のついでに一緒に買うか、実店舗で購入するのがいいと思います。
カフェ・ウノは、何かのパーツかと思うくらいコンパクトなので、収納性を重視する人にぴったりだと思います!
コーヒーをたくさん飲む人、来客時などには、デュアルドリッパーがおすすめですね。
小学生がお仕事体験!”キッズワーク”も大盛況
スマイル小商店街では”キッズワーク“と呼ばれる小学生のお仕事体験イベントも人気です。たくさんの小学生が、スマイル小商店街内のさまざまなお店でお仕事していましたよ~。
キッズワークは、キッザニアと同じ仕組み。体験したいお仕事を選んで、そこで働いてお金をもらい、それで好きなものを購入するというスタイルです。
小学生がお仕事体験をするキッズワークエリアでは、”ミミック“という専用通貨が使われます。働いた分のお給料をミミックでもらい、ミミックを使って買い物をするのですね。
円との交換レートはどのくらいなのかわかりませんが(笑)、一般のお客さんも、交換所でミミックを購入すれば、キッズワークエリア内のお店を利用できるようです。
キッズワークの各店舗には小商の生徒がついて、小学生を指導したり、誘導したりと、なかなか良い光景でした♪地域の小学生と高校生が交流する機会はなかなかないですからね。我が家の末っ子くんも、小学生になったらやるかな~?
キッズワークは事前に申し込みが必要で、時期が来ると、小諸市内の小学校では小商から案内が来ます。当日空きがあれば、飛び入り参加も可能ということなのですが、人数がたくさんいるので、なかなか難しいかもしれませんね。また、人気の職種だと、希望通りに配属されないこともあるそうです。
小商の公式サイトにも、事前にキッズワーク募集の案内が掲載されるようなので、興味がある方はぜひ♪ なんて勝手に宣伝しちゃいます(笑)
キッズワークを通じて、参加した小学生たちが社会の仕組みを学べる内容になっています。
小諸商業高校へのアクセスマップ
なかなか高校の校舎内に足を踏み入れる機会はないと思いますが(笑)、文化祭やスマイル小商店街にお越しの際は、ぜひこちらのアクセスマップをご活用ください。