【小諸城址懐古園 桜まつり2023】石垣から見下ろす桜の海が圧巻!日本さくら名所100選

日本百名城の1つに数えられる小諸城址懐古園(こもろじょうしかいこえん)では、毎年4月上旬~下旬にかけて『桜まつり』が開催されます。2023年(令和5年)は、日本各地で平年よりも桜の開花が早いことで話題に。管理人の住む長野県小諸市も例外ではなく、例年にない開化の早さにびっくりしています。日本さくら名所100選にも選ばれている懐古園の桜もあっという間に花の見頃を迎えたとのことで、さっそく満開の桜を見に行ってきました!

小諸城址懐古園桜まつり

小諸城址懐古園 桜まつり 2023の基本情報

・名称小諸城址懐古園 桜まつり 2023
・開催期間2023年4月1日(土) ~ 4月25日(火)
・休日会期中無休
・開催時間9:00 ~17:00
(日没~21:00まで夜桜ライトアップあり)
・会場小諸城址懐古園
〒384-0804 長野県小諸市丁311番地
・問合先0267-22-0296(懐古園事務所)
・入場料大人300円
小人100円
・駐車場あり(普通車1回500円)
・URLhttps://www.city.komoro.lg.jp/kaikoen/event/10296.html

日本さくら名所100選に選出された懐古園が誇る500本の桜!

小諸城址懐古園桜まつり

毎年『桜まつり』が行われる小諸城址懐古園(こもろじょうしかいこえん)は、日本百名城日本さくら名所100選に選出されている、長野県小諸市を代表する観光スポット。

小諸城は、戦国時代に、武田信玄(たけだしんげん)の重臣であった山本勘助(やまもとかんすけ)らが原型をつくったとされています。

日本で唯一の「穴城(あなじろ)」でも知られる、その小諸城の跡地に整備された庭園が「小諸城址懐古園」です。

最寄りのJR/しなの鉄道小諸駅からは徒歩3分程度。駅チカでアクセスが良いのも魅力です。

小諸城址懐古園桜まつり

園内には、ソメイヨシノ、シダレザクラ、ヒガンザクラ、カンヒザクラ、小諸八重紅枝垂(コモロヤエベニシダレ)など、あわせて500本の桜があります。

懐古園では、高台からこれらの桜を見下ろせるのが特徴であり、大きな魅力です。

満開の時期に石垣の上から見ると、まるで桜の海のような圧巻の光景が眼下に広がります。

小諸城址懐古園三の門

懐古園の入口は、最も駅に近く、玄関口でもある「三の門(さんのもん)/三の門料金所」、鹿島神社(かしまじんじゃ)や小山敬三(こやまけいぞう)美術館に近い「酔月料金所」の2カ所。

懐古園内は周遊できるので、どちらから入場しても問題ありません。


二の丸跡・南丸跡・黒門橋付近エリア

小諸城址懐古園桜まつり

三の門入口を入り、分かれ道を右手に進むと庭園の方に出られます。

小諸城址懐古園桜まつり

少し上り坂を歩くと、「二の丸跡(関ケ原の合戦に向かう徳川秀忠のために、小諸城主・仙石秀久が本陣を構えて迎えた場所)」に続く階段の入口見えてきます。

階段を上がると、さっそく桜の木がお目見え。

天気が良ければ、木々の間から浅間山も望めます。

二の丸跡の階段を降り、先に進むと左手に見えてくるのが「南丸跡」

小諸城址懐古園桜まつり二の丸跡

右手には、弓道場として使われている「北丸跡」があります。

南丸跡は、二の丸跡と同じように上にあがることが可能。

南丸跡へ続く階段を上ると、その先でも美しい桜を見られます。

小諸城址懐古園桜まつり黒門橋

南丸跡からも見える「黒門橋(くろもんばし)」の下には「紅葉谷(もみじだに)」と呼ばれるエリアが広がり、秋の紅葉スポットで有名です。

その黒門橋を渡って、さらに先に進むと、左右に分かれる道があります。

小諸城址懐古園桜まつり黒門橋

分かれ道を右に進むと、樹齢500年を超えるといわれる大きな欅(ケヤキ)の木が出迎えてくれます。

欅の前を通り、そのまま進むと藤村記念館水の手展望台などに出られますよ。

小諸城址懐古園桜まつり黒門橋

一方、分かれ道の左手は、懐古神社(かいこじんじゃ)、天守台(てんしゅだい)、馬場(ばば)などへのアクセスに便利です。

左右、どちらの道を進んでも同じ場所をまわれるので、その日の気分やお好みでどうぞ!


懐古神社・天守台エリア

小諸城址懐古園桜まつり

先ほどの分かれ道を左手に進むと、まず見えてくるのが懐古神社(かいこじんじゃ)です。

小諸城址懐古園桜まつり懐古神社

懐古神社には、小諸藩主・牧野氏(まきのし)の歴代の御霊、火之迦具土命(ひのかぐつちのみこと)、菅原道真(すがわらのみちざね)公が御祭神として祀られています。

鳥居をくぐって進むと、拝殿に向かって左側に「鏡石(かがみいし)」があります。

鏡石は、小諸城の原型をつくったとされる山本勘助が愛用したと伝えられています。

ピカピカの面をのぞきこむと、ちゃんと顔が映るんですよ!

小諸城址懐古園桜まつり天守台

鏡石の脇をとおり、懐古神社の社務所の方に向かって進むと、天守台まで続く道に出られます。

その道は石垣の上にあり、天守台に出るまで、眼下に広がる美しい桜の木々を眺めながら散策できるのが魅力です。

小諸城址懐古園桜まつり
小諸城址懐古園桜まつり

その姿は、まさに「桜の海」と呼ぶのにふさわしい光景。思わず言葉を失いました!

小諸城址懐古園桜まつり

なお、天守台に続く通路には柵がありません

通路になっているとはいえ、石垣の上なので、桜に見とれて足を踏み外さないように注意しましょう!

小諸城址懐古園桜まつり
小諸城址懐古園桜まつり

桜を上から眺めながら歩みを進めると、いよいよ「天守台跡(てんしゅだいあと)」です。

小諸城址懐古園桜まつり天守台跡

天守台跡は、歩いてきた道からさらに高台にあります。

小諸城址懐古園桜まつり天守台跡

天守台跡にあがって、まず目に入るのはピンク色の桜の木

この日はちょうど満開だったようで、とてもきれいな花姿でした。

天守台跡からも、一面に広がる桜の花を見渡すことができますよ!

小諸城址懐古園桜まつり天守台跡

「馬場(ばば)」は桜が咲き誇るメインエリア

小諸城址懐古園桜まつり馬場

懐古園内で桜の木が多く集まっているのは、「馬場(ばば)」と呼ばれるエリア。

いわば、桜まつりのメイン会場で、天守台跡に続く道から見下ろせる場所にあたります。

酔月料金所側の入口から入ると、橋を渡ってすぐ目の前が馬場ですが、三の門入口から進むと、一番奥のエリアになります。

小諸城址懐古園桜まつり馬場

天守台から見下ろした桜を、馬場では間近で見られます。

小諸城址懐古園桜まつり馬場
小諸城址懐古園桜まつり馬場

管理人が訪れた日は、園内の桜がほぼ満開の状態。

すでに花が散り始めていた木もあったのと、この日の午後から天気が崩れ出したこともあり、おそらくベストなタイミングで懐古園の桜を見られたのではないかと思います。ラッキーでした!

小諸城址懐古園桜まつり馬場

懐古園の桜は、例年、4月中旬~下旬が見頃ですが、2023年は異例の開花スピードで、中旬をまたずに満開になりました。入学シーズンと桜の開花が重なるのはかなりレア!

Administrator
Administrator

小諸の固有種「小諸八重紅枝垂(コモロヤエベニシダレ)」は要チェック!

小諸城址懐古園小諸八重紅枝垂

桜まつりに来たら、小諸固有の桜「小諸八重紅枝垂(コモロヤエベニシダレ)」もぜひチェックしましょう。

「小諸八重紅枝垂」は、小諸発祥の八重咲き枝垂桜。鮮やかなピンク色が目を引く、美しい桜です。

小諸城址懐古園小諸八重紅枝垂

平年は、ほかの種類の桜に比べると開花が遅く、4月下旬頃に見頃を迎えるのですが、全国的に開花スピードが早かった2023年は、4月上旬にすでに開花していました。

樹齢100年を超える老木のようですが、毎年きれいな花を咲かせて、訪れる人の目を楽しませています。

小諸城址懐古園馬場

懐古園内には、あわせて3本の「小諸八重紅枝垂」があるようですが、わかりやすいのは「馬場(ばば)」エリアの一角にあるもの。

小諸城址懐古園桜まつり東屋

天守台、武器庫、酔月橋(すいげつばし)、水の手展望台などに近い、東屋のすぐそばにあるので、ぜひ探してみてくださいね。

小諸城址懐古園小諸八重紅枝垂

「小諸八重紅枝垂」は一時期、存続が危ぶまれたようですが、保存会の方々の努力で、市内のあちこちにその姿を見られるように。苗木の販売もされているようですよ!

Administrator
Administrator

夜桜ライトアップ&ぼんぼり点灯あり!日没後のお花見もおすすめ

小諸城址懐古園夜桜ライトアップぼんぼり点灯

桜まつり期間中は、日没~21時まで、毎日夜桜のライトアップ&ぼんぼり点灯が実施されています。

日中、太陽の下で見る桜とはまた違った雰囲気が魅力。幻想的な空間を楽しめます。

満開の桜は、昼間見ても、夜見ても、やはりきれいですね。

時間に余裕があれば、昼間・夜間、ぜひ両方のお花見を楽しみましょう!

小諸城址懐古園夜桜ライトアップぼんぼり点灯

昼間はあたたかくても、夜間は冷えることがあるので、夜桜見物はあたたくしてお出かけを!

Administrator
Administrator

小諸市動物園&小諸市児童遊園地でも桜を楽しめる!

小諸市遊園地桜

懐古園内には、長野県内最古(国内では5番目に古いとされる)の歴史ある動物園「小諸市動物園」「小諸市児童遊園地」が併設されていて、両園内でも桜を楽しめます。

小諸城址懐古園富士見展望台白鶴橋

動物園は、懐古園の富士見展望台近くにある白鶴橋(しらつるばし)を渡った先にあります。

ちなみに、三の門料金所から直接アクセスすることも可能です。

なお、三の門側の入口近くには、長野県南佐久郡川上村原産の小型の和犬で、県の天然記念物にも指定されている川上犬(かわかみけん)がいます。

柴犬の1種とのことですが、ニホンオオカミの血が流れているという伝承も。

小諸市動物園にいる川上犬は、その名も「さくら」です!

2022年4月末に新しく生まれ変わったペンギン舎では、愛嬌のあるフンボルトペンギンたちが気持ちよさそうに泳いでいましたよ!

ライオン舎横の大きな桜も、とってもきれいでした。

小諸市動物園は、懐古園の入園料を支払えば、一緒に見られますよ!

小諸市遊園地桜

なお、動物園から見える小諸市児童遊園地は、懐古園、動物園からは直接アクセスできません。

いったん、三の門入口に戻る、もしくは遊園地に直接行きたい場合は、一番近い「懐古園第3駐車場」に駐車して向かうのがおすめです。

小さいお子さん連れの方は、ぜひ動物園&遊園地もお楽しみください。

Administrator
Administrator
小諸城址懐古園小諸八重紅枝垂

小諸城址懐古園へのアクセスマップ

・名称小諸城址懐古園 桜まつり 2023
・開催期間2023年4月1日(土) ~ 4月25日(火)
・休日会期中無休
・開催時間9:00 ~17:00
(日没~21:00まで夜桜ライトアップあり)
・会場小諸城址懐古園
〒384-0804 長野県小諸市丁311番地
・問合先0267-22-0296(懐古園事務所)
・入場料大人300円
小人100円
・駐車場あり(普通車1回500円)
・URLhttps://www.city.komoro.lg.jp/kaikoen/event/10296.html

▼小諸城址懐古園にお車でお越しの場合は、こちらの駐車場も便利です↓↓↓

管理人

小諸にあるお店やスポット情報を紹介するWebサイト「コモロ moro moro」の管理人をしています。みなさんのお役に立つ有益な情報を提供したいです。

Related Posts

【サンテラス Rose Fair 2022 】五百花繚乱!450種500株が咲き誇る初夏の“バラの祭典”

小諸市のお隣り東御市(とうみし)では、毎年5月下旬~6月初旬…

【浅間国際フォトフェスティバル2021 PHOTO KOMORO(フォトコモロ)】小諸市街地が展示会場に!

『浅間国際フォトフェスティバル2021 PHOTO KOMO…

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

You Missed

「氷風穴」は真夏でもヒンヤリ!江戸時代から続く天然の冷蔵庫は今も現役

  • 投稿者 管理人
  • 9月 25, 2024
  • 291 views
「氷風穴」は真夏でもヒンヤリ!江戸時代から続く天然の冷蔵庫は今も現役

のり弁が税込500円!からあげテイクアウト専門店「ひよこ商店」のお弁当がボリューミーでおいしい

  • 投稿者 管理人
  • 9月 22, 2024
  • 343 views
のり弁が税込500円!からあげテイクアウト専門店「ひよこ商店」のお弁当がボリューミーでおいしい

無農薬&大粒で甘い!『ブルーベリー狩り農園 Tiramisu(ティラミス)』

無農薬&大粒で甘い!『ブルーベリー狩り農園 Tiramisu(ティラミス)』

ラベンダー1万株を有する『夢ハーベスト農場』で摘み取り体験を楽しむ♪

  • 投稿者 管理人
  • 5月 20, 2023
  • 150 views
ラベンダー1万株を有する『夢ハーベスト農場』で摘み取り体験を楽しむ♪

長野県ご当地スーパー『TSURUYA(ツルヤ)』プライベートブランド商品のおすすめ8選!

  • 投稿者 管理人
  • 5月 13, 2023
  • 1186 views
長野県ご当地スーパー『TSURUYA(ツルヤ)』プライベートブランド商品のおすすめ8選!

龍神伝説発祥の地『浅間山真楽寺(しんらくじ)』@御代田町!三重塔・神代杉・子育地蔵・大沼の池

龍神伝説発祥の地『浅間山真楽寺(しんらくじ)』@御代田町!三重塔・神代杉・子育地蔵・大沼の池