第16回北国街道小諸宿のお人形さんめぐりが、2020年2月22日(土)~3月8日(日)に開催されました。メイン会場となっている「ほんまち町家館(まちやかん)」を中心に、北国街道沿いの商店や民家にひな人形、つるし雛、押絵雛、ちりめん細工などが飾られます。お人形さんめぐりにあわせて、さまざまな体験教室やイベントも開催。お散歩がてら、我が家の末っ子を連れて、貴重なお人形さんたちを見てきました!
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第16回北国街道小諸宿のお人形さんめぐりの基本情報
・名称 | 第16回北国街道小諸宿のお人形さんめぐり |
・開催期間 | 2020年2月22日(土)~3月8日(日) |
・本会場 | ほんまち町屋館 |
・所在地 | 〒384-00 小諸市本町2丁目2−9 |
・電話番号 | 0267-25-2770 |
info@machiyakan.com | |
・開館時間 | 10:00~16:00 |
・休館日 | 月曜・祝日の翌日・12月29日~1月3日 ※お人形さんめぐり会期中は無休 |
・入館料 | 無料 |
・駐車場 | なし ※付近にほんまち遊子公園の駐車場(無料)あり |
・URL | https://machiyakan.com |
・その他の会場 | 本町通り・相生町・荒町・与良・大手・市町など |
貴重なひな人形、つるし雛、押絵雛、ちりめん細工などがいたるところで見られる
北国街道小諸宿のお人形さんめぐりは、桃の節句にあわせて、例年2月下旬から3月上旬にかけて行われています。
北国街道沿いの商店街にある店舗や民家などに代々伝わる貴重なひな人形や、ハンドメイドのつるし雛、ちりめん細工など、和の芸術を間近で見られるイベントです。
お人形さんめぐりには、さまざまな店舗や民家が参加して、貴重なお人形さんたちを飾っています。
こちらは本町通りの英語教室が入っている建物の入り口の様子。ドアが開いていて、お人形さんが見えたので、思わず中に入ってしまいましたww ”どうぞ自由に見てください”という気持ちが伝わってきます。
↑こちらは 「押絵雛(おしえびな)」と呼ばれる伝統工芸品。同じ建物の入り口に飾られていたものです。
押絵雛の歴史は江戸時代にさかのぼります。城下町だった長野県松本地方に住む武家の女性の趣味や習いごとからはじまり、明治時代まで盛んにつくられたものなのだとか。
押絵というくらいなので、平面の人形ですが、立体的に見えるつくりになっています。台に挿すようにして人形を飾るのも、押絵雛の特徴のようです。
また、顔が浮世絵風なのも、興味深いですね。やはり江戸の文化が反映されているのでしょう。
今回は本町~相生町を歩いたのですが、たくさんのお人形さんたちが飾ってあって、びっくり!顔も大きさも着物のデザインも、みんな違っていて見ごたえがありました。
我が家の子どもたちは全員”男子”なので、家でお雛さまを飾ることがなくww お人形さんめぐりで、たくさん見られてよかったです♪
古今雛(こきんびな)、亨保雛(きょうほびな)…貴重なお雛さまも見られる!
お人形さんめぐりでは、古今雛(こきんびな)や亨保雛(きょうほびな)など、貴重な文化遺産も見られます。
古今雛は、江戸時代後期に、江戸でつくられたお雛さま。享保雛は、江戸時代中期(享保年間)に 京都でつくられて各地に広まったお雛さま。
今から200~300年前も昔のものを見られるなんて、本当に貴重です。
↑こちらは亨保雛。
古今雛も亨保雛も、現代のお雛さまとはだいぶデザインが違いますね。江戸のお雛さまの頭飾りは、なんともゴージャス。
しっかり保管もされているのでしょうが、数百年経っても飾れる状態であるのがすごいと思いました。つくりもしっかりしているのでしょうね。さすが日本の伝統の技です。
亨保雛は、登録有形文化財に指定された建物の中に飾られていました。
建物は、中庭まで見渡せる江戸時代の庄屋の建造物だそうです。確かに部屋が長~く奥まで続いていました。部屋の中には上がれませんでしたが、こうした貴重な建物もオープンになっていて、すごかったです。
美術館や博物館に行かないと見られないような貴重な品が見られる、良い機会です!
本会場に飾られるひな人形&つるし雛は圧巻!
お人形さんめぐりに来たら、ぜひ訪れたいのが本会場の「ほんまち町家館」です。
入り口を入ってすぐに目に留まるのが、天井からつるされている”つるし雛“。圧巻です!
数の多さにも圧倒されるのですが、本当に華やかで、すてきな光景ですよ。ぜひ1度、いえ、2度、3度と実物を見てください♪
ほんまち町家館は2Fにもお人形が飾ってあります。中に進んで、途中にある階段をのぼると、そこでもたくさんのお人形さんたちが出迎えてくれます。
2Fは畳の部屋になっています。階段をのぼる前に、靴をぬいでから上がりましょう。
ほんまち町家館の前身は、大正時代の味噌屋さん。登録有形文化財にも指定されている貴重な建造物です。現在はコミュニティスペースとして活用されていて、さまざまなイベント会場として使われています。
普段の日でも、ほんまち町家館の入館や見学は無料。また、所定の使用料を支払えば、会議室代やミーティングルームなどにも利用できます。
イベントにあわせて、さまざまなおもてなしも
お人形さんめぐりの会期にあわせて、会場周辺にはさまざまなおもてなしの工夫が見られます。
通りには、ちりめん細工の花がいたるところに設置されていて、お人形さんめぐりの間も目を楽しませてくれます。冬の間、寂しくなってしまった木に、花が咲いているんです!
ほんまち町家館から小諸駅方面へ少し進んだところにあるほんまち遊子公園もこの通り。枯れ木に咲いたカラフルな花に、思わず足を止めて眺めてしまいます。
なお、ほんまち町家館には駐車場がないので、車で来館するときは、ほんまち遊子公園の無料駐車場が便利です。
小諸駅前にある停車場ガーデンにもさまざまな飾りつけがしてありました。店内にはもちろんひな人形が飾ってあり、入り口には大きなちりめん細工の花くす玉もディスプレイ。
ガーデン内にあるせせらぎの丘には、古布で手づくりされた、たくさんのお花も見られました。「小諸宿の華畑」という名前で、お人形さんめぐりのシンボルになっているそう。
ほんまち遊子公園などもそうですが、イベント会場周辺や北国街道沿いのいたるところで同じお花が見られ、あたたかいおもてなしの心を感じます。
こちらは、同じく小諸駅前にある”洋菓子の店グランドール【Patisserie Grandeur】“の店内に飾ってあったお雛さまたち。画像左側のお雛さまは、以前、オーナーの娘さんのために飾っていたものだそうです。とってもかわいらしいお人形さんですよ。
ちなみに、グランドールは焼き菓子もすごくおいしいので、ぜひぜひお試しください!
そうそう、しなの鉄道では、お人形さんめぐりにあわせて、記念入場券を発売しているようです。かわいらしいイラスト入りの記念入場券(D型硬券)です。
「第16回 北国街道 小諸宿のお人形さんめぐり」が小諸市で開催されることを記念して、D型硬券の「第16回 北国街道 小諸宿のお人形さんめぐり記念入場券」を発売いたします。こちらの記念入場券は、小諸駅限定発売となります。
☆発売期間:2020年2月22日(土)~2020年3月31日(火)
☆発売箇所:小諸駅(窓口営業時間内の発売となります。)
☆発売金額:190円(小児の設定はございません。)
※郵送でのお取り扱いはございません。
https://www.shinanorailway.co.jp/tour-info/2020/02/6909.php
そのほか、お人形さんめぐりにあわせて、さまざまな体験教室やイベントが開催予定でしたが、、、新型コロナウイルス(COVIT-19)の影響で、どうなったのでしょう?
お人形さんめぐりの終盤に同時開催される恒例のわら馬パレードは、残念ながら中止になったようです。
全国的にイベントや行事の中止が相次ぐ中、お人形さんめぐりは、会期の最後まで開催されていてよかったです。途中で中止になったら、見に行けなかったので。。。
来年はぜひ今回まわれなかった会場も見てみたいと思っています!
お人形さんめぐりに興味を持った方は、ぜひ会期中に小諸宿へお越しくださいませ♪
ほんまち町家館へのアクセスマップ
・名称 | 第16回北国街道小諸宿のお人形さんめぐり |
・開催期間 | 2020年2月22日(土)~3月8日(日) |
・本会場 | ほんまち町屋館 |
・所在地 | 〒384-00 小諸市本町2丁目2−9 |
・電話番号 | 0267-25-2770 |
info@machiyakan.com | |
・開館時間 | 10:00~16:00 |
・休館日 | 月曜・祝日の翌日・12月29日~1月3日 ※お人形さんめぐり会期中は無休 |
・入館料 | 無料 |
・駐車場 | なし ※付近にほんまち游子公園の駐車場(無料)あり |
・URL | https://machiyakan.com |
・その他の会場 | 本町通り・相生町・荒町・与良・大手・市町など |