『茶屋くめや』は、旧北国街道沿いにあるレトロな和カフェです。どことなくなつかしい感じのする、木を基調としたインテリアと土間のスタイル。ホッと一息つける喫茶スペースで、抹茶、甘酒、梅こぶ茶、ドリップ珈琲など、和のメニューを中心に楽しめます。江戸後期に建築された脇本陣の旅籠(はたご)をリノベーションした『粂屋(くめや)』と同じ建物内にあり、中の見学も可能です。
Contents
茶屋くめやの基本情報
・店名 | 茶屋くめや |
・取扱商品 | 飲み物 軽食 |
・営業時間 | 11:00~16:00 |
・定休日 | 火曜・水曜 ※冬季休業…12月~2月下旬 |
・住所 | 〒384-0033 小諸市市町1-2-24 |
・電話番号 | 0267-27-1482 |
・座席 | テーブル |
・駐車場 | なし ※市営大手門公園有料駐車場(2時間無料)から徒歩2分 |
・支払方法 | 現金 |
・URL | https://www.kumeya.com/cafe/ |
北国街道小諸宿の脇本陣だった江戸時代の建物をリノベーション!宿泊・貸室・カフェを利用できる
『茶屋くめや』は、「脇本陣の宿・粂屋(くめや) KUMEYA」内にある喫茶スペース。
「脇本陣の宿・粂屋 KUMEYA」は、北国街道・小諸宿の脇本陣(わきほんじん)として使われていてた江戸時代の建物をリノベーションした施設で、令和元年(2018年)にオープンしました。
宿泊・貸室(レンタルスペース)・カフェの機能を備えています。
その昔、宿場町として栄えた北国街道の小諸宿では、参勤交代の大名行列も宿泊していたそうです。そして、現在「脇本陣の宿・粂屋 KUMEYA」に生まれ変わった宿は、加賀藩の家臣が利用していたという記録が残っているのだとか。
そのような格式高い建物は、歴史と伝統を感じる木造建築と大きな瓦屋根が印象的です。
入口横の壁面には笠(かさ)と蓑(みの)などがディスプレイされていて、旅人が中でお茶を飲みながら一服しているのかな?と思わず想像してしまいますね。
旧北国街道の通りに面した建物には出入口が3カ所ありますが、喫茶スペースを利用する場合は「茶屋くめや」と書かれた暖簾(のれん)のある玄関から入りましょう。
玄関前の赤い丸型ポストが目印です。
ちなみに、宿・貸室・喫茶スペースは中でつながっていて、行き来が可能。
宿泊スペース以外は建物内の見学ができるので、そちらもぜひお楽しみください!
そうそう、宿・貸室と喫茶スペースを隔てる引き戸にかかっている看板にも注目!
よく見ると、表と裏で「粂屋」「くめや」と表記が異なるのです。
なぜ表記と変えているかというと、、、
旅人が進行方向をまちがえないようにとの配慮してのこと。
江戸側は漢字の「粂屋」、京都側はひらがなの「くめや」となるように看板をかけていたそうです。
今はコンパス(方位磁針)もありますし、なんならスマホのナビゲーションもあるので、どっちに進むんだっけ?と迷うこともありませんが、当時、看板が進行方向を示す目印の1つだったとは、なんとも粋(いき)な感じがします。
「粂屋重右衛門/くめや重右衛門」と書かれた看板は、もしかしたら外にかかっていることもあるかもしれません。そのときは、江戸と京都のエピソードを思い出してみてください♪
和のテイストたっぷり!レトロな雰囲気がただようカフェスペース
喫茶スペース『茶屋くめや』の店内は、和の趣を感じられる落ち着いた雰囲気が魅力。
市内散策時の途中休憩や、ホッと一息つきたいティータイムなどにぴったりの空間です。
歴史を感じる木造建築、足元に広がる土間(どま)は、レトロ感満載。
店内に入ったら、ぜひ貴重な文化財をよくながめて楽しみましょう。
木材の組み方、黒い梁(はり)など、なかなか興味深いものがあります。
『茶屋くめや』は、こもろ観光ガイド協会のスタッフさんが運営しています。そのため、ガイドのお仕事を終えたばかりのスタッフさんがお店に立つことも。皆さん、元気で気さくな方ばかりです!
なお、文化財保護のため、施設内は禁煙。歴史ある貴重な木造建築を守り、後世に伝えていきましょう。
茶屋くめやのメニューを紹介!「抹茶(和菓子付き)/税込500円」がおすすめ!
『茶屋くめや』では、飲み物や軽食などの各種メニューが楽しめます。
品数は多くありませんが、お値段がとってもリーズナブル(すべて消費税込み価格)なので、ちょっと一服したいときにはぴったり。
お店を訪れたとき、コーヒー好きな管理人は「ドリップ珈琲」(300円/プレスは500円)が気になったのですが、茶屋といえば抹茶でしょ!と思い、「抹茶」(500円)をオーダーしました。一緒に付いてくる”和菓子”も気になったのでww
この日一緒に連れて行った小学2年生の息子は「りんごじゅーす」(400円)をチョイス。
こちらの「りんごじゅーす」は、果汁のフレッシュ感がすごくて、とてもおいしかったです。たぶん生搾りタイプのジュースだったのではないかと。今度お店に行ったら確認してみようと思います。
管理人は抹茶、息子はりんごじゅーす、抹茶に付いてきた和菓子は半分こにしましたww
実はこの和菓子、通常付いてくるものではなく、「くめやのこもなか」(300円)と呼ばれるもの。
抹茶に付いてくる和菓子は、希望で「くめやのこもなか」に変更できるそうです。
スタッフさんから変更できると教えてもらい、せっかくなので「くめやのこもなか」を食べてみることにしました。
モミジの形をした最中の中には、ホイップクリーム・あんこ・栗の甘露煮が!
お店を訪れたのが秋だったので、最中の形がモミジだったのかもしれません。お菓子が載ったお皿にも、本物のモミジが添えられていました。
和菓子は季節を感じられるのがいいですよね。
中に使われているあんこは、小諸市内の老舗和菓子店「風味堂(ふうみどう)」製。
しっとりとなめらかな食感、抹茶にあう甘さで、とってもおいしくいただきました。
あんことホイップクリームの組み合わせもGOOD!
珈琲にもぴったり合うことまちがいなしです。
良い機会なので、和菓子を食べている息子に抹茶を飲んでみるように勧めたところ、、、
「苦~い」とこの表情ww まあ、予想通りです。
やはり大人の味でしたね(笑)
そうこうしているうちに、抹茶もお菓子もりんごじゅーすも完食。
至福のティータイムでございました!
そのほか、「甘酒」(300円/持ち帰り1本1,000円)のメニューもありました。
茶屋の感じがいっそう強くなりますよね。
また、「茶席・懸釜(かけがま)」(一服1,000円)と呼ばれる、本格的な抹茶を楽しめるイベントも定期的に開催されています。
茶席と聞くと、ちょっと格式高い感じがしますが、こちらは気軽に参加できる様子。
管理人も機会があれば、トライしてみようと思います!
季節ごとに訪れて見たくなるお茶屋さんです。気軽に立ち寄れる雰囲気もGOOD!
小諸駅から徒歩5分の好立地!近隣に2時間無料の駐車場もあり!
『茶屋くめや』は、JR小海線/しなの鉄道小諸駅から徒歩5分程度。
駅近でアクセスの良い場所にあります。
専用駐車場はありませんが、付近に市営駐車場があり、2時間まで無料で利用できます。
『茶屋くめや』までは徒歩2分くらいなので、お車でお越しの際は、ぜひご活用ください。
マイカーでも公共交通機関でも利用しやすい立地です。
冬季休業あり(12月1日~2月下旬)のため春~秋の3シーズン中に訪れよう!
『茶屋くめや』には冬季休業期間があります。
12月1日~2月下旬くらいが休業期間のため、春~秋の3シーズン中に利用しましょう。
その年によって営業再開日が異なるようなので、微妙なタイミングのときは、事前に営業しているかを確認してから訪れるのがおすすめです。
近くには桜と紅葉の名所で知られる小諸城址懐古園もあります。ぜひ行楽シーズンにお出かけください!
アクセスマップ
・店名 | 茶屋くめや |
・取扱商品 | 飲み物 軽食 |
・営業時間 | 11:00~16:00 |
・定休日 | 火曜・水曜 ※冬季休業…12月~2月下旬 |
・住所 | 〒384-0033 小諸市市町1-2-24 |
・電話番号 | 0267-27-1482 |
・座席 | テーブル |
・駐車場 | なし ※市営大手門公園有料駐車場(2時間無料)から徒歩2分 |
・支払方法 | 現金 |
・URL | https://www.kumeya.com/cafe/ |