【★シュトレン特集】ドイツ発クリスマスの伝統的菓子パン!人気パン店@小諸のシュトレンを食べ比べ♪

日本でもクリスマス時期によく見聞きするようになった『シュトレン( Stollen )』 ”シュトーレン”とも表記しますね。小諸市内のベーカリーでも、11月末頃からシュトレンを販売している店舗があります。お店によってラインアップが異なるので、今年は食べ比べをしてみることに♪本記事では、

2019年7月24日にオープンした自家製酵母のパンとお菓子の『ヒトキトベーカリー』。女性オーナーがひとりで切り盛りする山中のパン屋さんです...
">ヒトキトベーカリー
『麦香炉(むぎこうろ)』は、2016年8月にオープンしたベーカリー。国道141号、長土呂(ながとろ)~御影新田(みかげしんでん)バイパス沿...
">麦香炉(むぎこうろ)
「毎週水曜日に1,000円の食パンが買えるんだって!」という息子からの口コミを聞き、パン好きの私としては放っておけない情報なので、さっそく...
">金桝屋製パン(かねますや)の3店舗のシュトレンを紹介します。


“シュトレン”はドイツ発祥の菓子パン! シュトレンを食べてクリスマスを待つのが伝統@ドイツ&オランダ

シュトレンは、主にドイツとオランダで、クリスマス時期に伝統的に食べられている菓子パン。シュトレンの起原はドイツで、その歴史は14世紀頃まで遡る(さかのぼる)そうです。

ちなみに、シュトレンはドイツ語で”坑道(鉱山など地下にあるトンネルのような通路のこと)“を意味します。シュトレンの形が坑道に似ているため、その名がついたのだとか。

確かにシュトレンは丸みのある長方形をしていますね。商品によっては、切り口が山のような三角になることも。

シュトレン発祥の地であるドイツでは、アドベント期間(クリスマス前の4週間)に、シュトレンを毎日少しずつスライスして食べるのが伝統的な習慣になっているそうです。

日本でもクリスマス時期の”アドベトカレンダー”が浸透してきましたが、シュトレンの意味合いも似たようなものかもしれませんね。クリスマス当日までのカウントダウンといったところでしょうか。

ここからは、小諸の人気パン店、 ヒトキトベーカリー麦香炉(むぎこうろ)金桝屋製パン(かねますや)のシュトレンを紹介します。


ビターチョコと香ばしいナッツが美味♪「ショコラナッツシュトレン」@ヒトキトベーカリー

トキトベーカリー 小諸市糠地(ぬかじ)にある、古民家パン屋。2019年7月にオープンしました。入り口のオレンジ色のドアが印象的です。

店舗は水曜と土曜の週2日限定で営業しています。

また、小諸市役所1F(月曜)小諸商工会議所地階 (水曜)での出張販売もあるので、市街地でも購入できるチャンスあり!


ほろ苦い大人テイストがおいしい「ショコラナッツシュトレン」

2019年のクリスマスシーズン、 トキトベーカリー では2種類のシュトレンがラインアップ。お値段は1本1,900円(税込み)です。

  • フルーツシュトレン
  • ショコラナッツシュトレン

スタンダードなシュトレンといえば、フルーツ入りですが、今回は「ショコラナッツシュトレン」をチョイス。予約注文でGETしました!

ちなみに、シーズン中は店頭販売もありますが、確実に1本入手するなら、予約がおすすめ受け取り希望日の1週間前くらいまでに予約してほしいとのことです。

トキトベーカリー Instagramなどで情報発信しているので、お店からのお知らせをチェックするといいですよ!

私はインスタから直接メッセージを送って予約しました♪

予約日に受け取りに行くと、ブルーのバッグとゴールドのリボンでラッピングされたシュトレンが!とってもオシャレですよね。

ヒトキトベーカリーショコラナッツシュトーレン

シュトレンの大きさ(長さ)は、A5サイズの縦の長さより、やや小さいくらい。手のひらにのせると少しはみ出すくらいのサイズ感です。

もう1週間ほど寝かせてから食べてほしいとのことだったので、そのまま冷蔵庫へ入れて、ワクワクしながら時間が経つのを待っていました♪

そしてついにその日が!!

ヒトキトベーカリーショコラナッツシュトーレン

ショコラナッツシュトレン を薄くスライスして、ひと口食べて、おいし~い♪と感動。

しっとりとした生地、香ばしいナッツ、ほろ苦くてコクのあるショコラの組み合わせがベストマッチのシュトレンです。ビターな大人テイストが美味。

ぎっしり詰まったナッツはアーモンド、くるみ、マカダミアナッツ、ピーカンナッツの4種類で、チョコレートは、KAOKA(カオカ)社製のカカオ70%のオーガニックチョコだそうです。

シュトレンは日にちが 経つと乾燥してパサパサしてきますが、軽くトーストするなど、加熱するとしっとりした生地に戻ります。温かいシュトレンもおいしいので、おすすめです!

KAOKAは、1993年創立のフランスのオーガニックチョコレートメーカー。商品は、フェアトレードの精神に基づいてつくられているそうですよ。

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ヒトキトベーカリーの基本情報

  • 住所:〒384-0809 小諸市大字滋野甲4162-ロ号-71
  • 電話番号:080-5363-7218
  • 営業日:水曜・土曜(振替営業あり)
  • 営業時間:11:00~16:00頃(売り切れCLOSE)
  • 駐車場:あり
  • 支払方法:現金
  • URL:https://www.facebook.com/hitokitobakery/
https://komoromoro.com/2019/10/19/hitokitobakery/

オーストリア政府公認製菓マイスター直伝の本格レシピ「マルツィパンシュトレン」@麦香炉(むぎこうろ)

麦香炉シュトレン

麦香炉(むぎこうろ)小諸市御影新田(みかげしんでん)にあります。国道141号、長土呂~御影新田バイパス沿い、和田原の信号のすぐそばです。 大きな看板も出ているので、場所がわかりやすいですよ。

ご夫婦で営まれているベーカリーで、パンづくりを担当するのはご主人、お店を切り盛りするのは奥さまのさとみさんです。

さとみさんの叔父さまは、なんと、日本人で初めてオーストリア政府公認製菓マイスターの資格を取得した、八木淳司(やぎじゅんじ)氏。

麦香炉のシュトレンは、ご主人が八木氏に直接習った、本格レシピなんです!


オーストリア政府公認製菓マイスター・八木淳司(やぎじゅんじ)氏直伝の「マルツィパンシュトレン」

麦香炉 のシュトレンは「マルツィパンシュトレン」の1種類。

お値段は1本1,400円(税込み)で、ハーフサイズ700円(税込み)の購入も可能です。

12月になると店頭にならぶので、今回は予約せずに、直接お店に行って購入しました!予約も受け付けているので、確実にGETしたい人は、ぜひ予約してください。

麦香炉マルツィパンシュトレン の大きさ(長さ)は A5サイズの縦の長さより、ちょっと大きいくらいで、横幅があり、ずっしり重いです。山のような形をしていて、カットすると三角形のフォルムです。

センターには”マルツィパン“が見えますよ~。マルツィパンについてはまた後ほど…。

ドイツ発のシュトレンは、正式名称を「クリストシュトレン(Christstollen) 」または「ヴァイナハツシュトレン(Weihnachtsstollen)」と呼ぶのだとか。 なんとも格式高そうな響きですね。

さらに、各材料の配合割合が細かく決められていて、規定に合わないと、シュトレンを名乗れないそうです!厳し~い。

シュトレンの基本レシピに、特定の材料を加えてアレンジしたものは、「○○シュトレン」と呼ぶそうです。ただし、これも、材料とその配合割合が規定されています。

麦香炉のシュトレンは、「マルツィパンシュトレン(Marzipanstollen)」と呼ばれるタイプ。 中に”マルツィパン(マジパン)“が入っているのが特徴です。

マルツィパン(マジパン) は、粉末アーモンド砂糖卵白などを練ってつくったお菓子の材料。 中世の頃に、中東からヨーロッパに伝わったとされています。

皮をむいた栗のような色をしていますが、ヨーロッパではさまざまな色をつけて形をつくる、マルツィパン細工が定番なのだそう。

マルツィパンはねっとりした食感で、和菓子でいうところの”餡(あん)”に近いでしょうか。練りきりにも似ているかな?なので、好きなフォルムに成形できるのでしょう。

麦香炉シュトレン

麦香炉マルツィパンシュトレンは、センターにしっかりマルツィパンが入っています!金太郎あめのように、切っても切ってもちゃんと出てくる!!

試しに、マルツィパンだけを食べてみたのですが、これがまたおいしいんです♪ほんのりアーモンドの風味で、甘すぎず、なめらかな食感。

そして、フルーツが練り込まれた生地と一緒に食べても、やはりおいしいです。さすが本格レシピ!

生地がしっかりしているので、麦香炉のマルツィパンシュトレンは 、お菓子というよりも、パンに近い感じがしました。ですので、少し厚めにカットして食べるるのがおすすめ。

日にちが経ってパサつきがでてきたら、アルミホイルにくるんで、軽くトーストして温めてから食べると、生地がしっとりしておいしいですよ!ぜひ温かいシュトレンもお試しください。

ちなみに、アルミホイルにくるまず、そのまま焼くと、、、

マルツィパンの表面が白くなって、少しかたまります。

それもそれでおいしいのですが、やはりマルツィパン本来のなめらかな食感を楽しむのであれば、直接熱源に当たらないように、アルミホイルなどでくるんでから加熱しましょう。

マルツィパンやシュトレンについて、麦香炉の店内にも説明があります。お店に行ったら、ぜひ一読してくださいね。

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麦香炉の基本情報

  • 住所:〒384-0808 小諸市御影新田2724-3
  • 電話番号:0267-41-6946
  • 営業時間:10:00~18:00
  • 定休日: 木曜(不定休あり)
  • 駐車場:あり
  • 支払方法:現金
  • URL:http://mugikoro.hungry.jp/
https://komoromoro.com/2019/11/21/mugikoro/

ミニサイズあり!箱入りなのでギフトにも◎「プレーンシュトレン」&「ワインシュトレン」@金桝屋製パン(かねますや)

金桝屋シュトレン

金桝屋製パン(かねますや) は、小諸市新町(しんまち)の住宅街の一角にあるパン工房です。小諸市立芦原(あしはら)中学校のすぐそばにあり、同校の給食用のパンをつくっています。

そのほか、市内および近隣市町村にある学校給食用のパンを主につくっていて、メインは製造&卸し。パン工房には”粉幸(こなゆき)”という名前がついているようですが、この辺りでは”金桝屋(かねますや)さん”と呼ぶことが多いです。

ただし、一般の人の注文も受け付けていて、事前に予約をすれば購入が可能。シュトレンは11月・12月の限定商品です。


ドライフルーツとナッツがたっぷり入った「シュトレン(プレーン)」

金桝屋製パンのシュトレン(通常サイズ)は、全部で3種類。お値段は、1本1,900円(税込み)です。

  • プレーン(フルーツ)
  • ショコラ
  • ワイン

さらに、こちらの3種類にはそれぞれミニサイズ(各850円)があり、合わせて6タイプから選べます。

金桝屋製パンのシュトレンは 、通常サイズもミニサイズも、うれしい化粧箱入り。クリスマスシーズンのプレゼントにもぴったりです。

そして、通常サイズは、かなりビッグでずっしり重い!キッチンスケールで計ったら、654gありました!!ミニサイズなどとも比べると、サイズ感はこのような感じです↓

金桝屋シュトレン

今回、私は通常サイズの「プレーン」と、ミニサイズの「ワイン」をチョイス。

プレーンの生地には、フルーツやナッツ類がぎっしり練り込まれています。具体的には、レーズン、オレンジ、アップル、パイン、チェリー、アーモンド、ヘーゼルナッツ、くるみなど。

それから、原材料名の欄に、”マジパン“とも書かれていました!どこに入っているか探してみたのですが、ちょっと見当たらず…。恐らく、生地に一緒に練り込まれているでしょう。

金桝屋シュトレン

金桝屋製パンのシュトレンは、私たちがよく目にするシュトレンのイメージそのもので、表面には真っ白な粉砂糖がたっぷりまぶしてありました。まさにサラサラの粉雪のようです。

表面の粉砂糖が少し甘めなので、お子さんでもおいしく食べられますよ。パウンドケーキのような感じで、ボリュームもありますが、少し厚めにカットして食べるのがおすすめです。

少し日にちが経つと、粉砂糖が生地になじんできます。生地の乾燥が気になるようでしたら、加熱してから食べましょう。


小さめの食べ切りサイズがうれしい「シュトレンミニサイズ(ワイン)」

金桝屋製パンのシュトレンは 、ミニサイズのラインアップもあります。種類は通常サイズと同じです。お値段は1本850円(税込み)。ミニサイズでも、しっかり化粧箱に入っています。

  • プレーン(フルーツ)
  • ショコラ
  • ワイン

またお得な「ミニサイズ3個セット」は、お値段1つ2,400円(税込み)です。種類の組み合わせは自由ですが、3つの異なる味を食べ比べてみたい人は、1種類ずつ選ぶのがおすすめ!

今回通常サイズのシュトレンとともに注文したミニサイズの「ワイン」は、見た目はそんなにプレーンと変わらないかな?と思いきや、使われている材料や風味が違いました。

金桝屋シュトレンミニ

「ワイン」という名前がついているだけあって、材料名には”白ワイン“と書かれていました。そのほかに、いちじく、アーモンドマジパンなどが生地に練り込まれています。

プレーンと食べ比べてみると、ワインの方がやや酸味がある感じ。ほんのりワインの風味が感じられて、大人向きかなという印象です。

また、通常サイズはケーキ感がありますが、ミニサイズは、ちょこっと食べるにのにほどよい大きさ。3個セットを買って、日替わりで違う種類を食べるのもいいですね。

金桝屋製パンのシュトレンは 完全予約注文制です。


金桝屋製パンの基本情報

  • 住所: 〒384-0034 小諸市新町2-4-20
  • 電話番号:0267-22-2455
  • 駐車場:あり
  • 支払方法:現金
https://komoromoro.com/2019/10/10/kanemasuya/

11月・12月の限定商品は、シュトレンのほかに「サンタクロース」の菓子パンがあります。こちらは1つ200円(税込み)。中にカスタードクリームが入っています。

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シュトレンは手間ひまかけてつくられる稀少な一品!風味の変化が楽しめるのも魅力

シュトレン

シュトレンの大きさと値段を見ると、ほかの菓子パンに比べて、かなり割高な印象があるのではないでしょうか?

食パンが1斤200~300円で購入できることを考えると、高いな~と思ってしまいますよね。

でも、値段が高いのには、ちゃんと理由があります。材料費のほかに、ものすごい手間ひまがかかっているからです!

フルーツやナッツ類も、ただカットして練り込んでいるわけではなく、あらかじめ洋酒やリキュールに漬け込むなどの作業があります。ですので、1つ1つ手作業でつくっているお店では、つくれる数も限られてしまうのです。

自分でをつくるとなると、それはそれは大変だと思いますよ~。だから、シュトレンはとっても稀少な一品。毎日少しずつ食べれば長持ちするので、そう考えると、コスパは決して悪くないでしょう。

また、シュトレンは、時間の経過とともに熟成が進むので、風味の変化が楽しめます。これもシュトレンの一つの楽しみ方ですよね。

シュトレンはお店によって、味も形も、扱っている種類も違います。それに、人によって味の好みも違うので、どのお店のシュトレンが1番おいしいかは、一概には判断できません。

ぜひいろいろな味を食べ比べてみて、自分の好みに合ったシュトレンを見つけてくださいね♪


★シュトレン特集で紹介したお店